こんにちは、スタジオヴィセオのKASHI(かし)です。
昨日とは打って変わり、暖かくて気持ちのいい天気ですね。
今回は『子どもは競い合うことが大好き』というタイトルにさせていただきましたが、
「そんなこと知ってますよ」と思う方も多いかもしれません。
しかし、このことをしっかり考え、実践ができている指導者は最近では少ないのではないでしょうか。
『子どもの運動能力を向上させる』という視点で考えたとき、競い合うこと以外にも様々な要素はありますが、
言葉遣いや練習方法(カリキュラム)で実践することにより、自発的に練習に取り組む姿勢(負けん気)を培うことができると考えています。
最近では、競い合いをさせない指導方(運動会の勝ち負けを無くすなど)が正しい、と唱える指導者もおりますが、私はそうは思いません。
むしろ、競い合いは必ず大きな成果を生みます。
そもそも、子どもというのは相手を傷つけたり、傷つけられたりしながら経験を積み、成長していくものであると考えています。
特に運動において「あの子に負けたくない」は、強い活力になるのです。
それでは、実際に競い合いの要素を入れた指導例(声かけ)を書いてみます。
例えば、体操教室で言えば『体操座りで待つ』という姿勢が正しい状態ですが、なかなか出来ない子がいたとします。
ここで、ストレートに「ちゃんと座って待たないとダメだよ!」という伝え方は誰しもがやっている方法です。
しかし、競わせる方法は、少し違うアプローチをします。
できていない子に対しストレートに注意する(叱る)のではなく、
『できていない子に聞こえるように、できている子を強く褒める』をします。
そうすることにより『自分はちゃんと座れていなかった』ということを自ら気づかせることができるのです。
加えて、お手本として褒められた子は、更に向上心をもって取り組むことができるようになるでしょう。
結果、『たった一言で、2人の子どもに対し前向きな気持ちを持たせることができる』のです。
しかも、叱られて気持ちを落とす子は誰も生まれませんし、
『出来ている子を褒めただけ』なので、生徒にとっても先生にとっても、気持ちの良い空間を作ることができます。
反対に、ストレートに注意した場合はどうでしょうか。
子どもによっては『渋々やる』という聞き方になります。
むしろ、気持ちはスッキリしていない(自分の意思ではなく、言われたからやる)場合がほとんどではないでしょうか。
言ってしまえば、私たち大人も同じです。
加えて、この本人に対するストレートな注意が何度も続いてしまった場合、
「自分はどうせできない子である」という思考になってしまう恐れがあり、
自己肯定感が薄れ悪循環を生んでしまう場合もあります。(やけになり、注意を聞かない状態)
もちろん、子ども全員がそうではありませんが、
大切なのは、この2つの指導方法を子どもの性格によって使い分ける、ということだと考えています。
その中で、今回ご紹介させて頂いた『競い合いの要素』を実践できている指導者は少ないと感じています。
スタジオヴィセオでは、そんなことを意識しながら、
今日も沢山の子ども達の指導にあたりたいと思います。
本日の講師は、REO先生、YU-JI先生、
私KASHIが担当をさせていただきます。
本日も、お待ちしております。
体操教室はいつでも体験、見学が無料です。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
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